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原料
原料には がんぴ 麻 楮 三椏 があります。

原料
トロロアオイの根は「ねり」として使われます。
ねりは紙を漉くときに繊維と繊維を接着するために使われていると思われますが、これは間違いで、「ねり」の役目は水中で繊維の分散を助けるためで、接着力は全くありません。

煮熟(しゃじゅく)
繊維だけを取り出すために、原料と薬品を入れた大釜で2時間ほど煮ます。

叩解(こうかい)
柔らかくなった皮を打解機で打って、繊維をほぐします。

紙すき
叩解した原料とねりを、漉舟(すきぶね)に張った水の中に入れてよく混ぜ合わせます。
次に、簀桁(すけた)という道具を使って漉舟(すきぶね)の中の液をすくい、揺ります。

圧搾(あっさく)
すき上げた紙に圧力をかけて水分を搾ります。1日間、時間をかけながら徐々に強く絞っていきます。

乾燥
絞ったぬれ紙を一枚一枚剥ぎ取り、干し板に貼り貼りつけて乾かします。
板に貼ったぬれ紙は、室に数時間いれると乾きます。

仕上げ・加工
乾いた紙を検品します。その後用途によって裁断したり、ドーサ引き・染めなどの加工をおこないます。
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